
“沖縄のア・トライブ・コールド・クエスト”との異名を誇った(?)沖縄出身のラッパー&トラックメーカーのヒップホップ・グループ、SUBMARINEが実に約8年振りとなる新作アルバム『島唄』をリリース。
SUBMARINEの二人とは十数年来の付き合いで、お互いの作品にも参加し合ってきた□□□の三浦康嗣が全面参加し、プロデュースにあたった入魂のフル・アルバムが完成。
所謂文系ヒップホップとは一線を画しつつも、ユーモラスかつ情景描写に優れたストリーテリングにより、彼らにしか表現出来ないオリジナルな文学性が確立された作品となった。
近年ではドレスコーズ、木村カエラ、Neggicco他のプロデューサーとしても才能を遺憾無く発揮している三浦康嗣のヴォーカルを含むポスト・プロダクションやミックスにより、以前からも顕著であったが、ヒップホップに留まらない更に幅広い音楽性を獲得。
長い製作期間を経ながらも、ヴァリエーションに富んだフレッシュかつ煌びやかなサウンドは、聴く度に新たな発見を体感させ、何度もリピートしたくなること必至。
01. VAMPIRE EMPIRE
02. 4分前(Skit)
03. Midnight Tour Guide
04. Electrical Parade
05. 道
06. 導かれし者たち
07. 手を上げてください(Skit)
08. Angel
09. Midnight Tour Guide(Acoustic)
10. Pussy Cat
11. ウォーキングマン
12. Beauty × Beauty
13. KIDS
14. 不在票(Skit)
15. 深海魚
16. Dreamin’
17. 新世界
【SUBMARINE profile】
1999年沖縄にて結成。
日渡正朗(MC)、新城賢一(Track Maker)によるラップグループ。
ベクトルは常に明後日の方向へ向いており、誰も追いついて(追いかけて)こない独走状態。
曲毎に選ぶテーマは異なり、化粧、クッキング、果ては妖怪の曲など。
それでいて恋愛や日常を淡々と歌った曲などもあり混沌としているが、
一曲一曲に対する無駄とも思える本気度から、どこか確信めいた説得力も感じさせる。
現在は東京にて活動中。